もみの木ハウスは住まう家族が健康的で幸せに暮らしていくために、家づくりのことを15年以上ブログでお届けしてきました。これまで発信してきた3,400件を超えるブログ記事の中から、家を建てる前に知っておくべきことを厳選して紹介しています。
間取りが決まらない話はよく聞きます。
そこには大きな理由があります。見積もりと連動していないプランを出すから決まらないってこと。間取りは価格の設定がないと楽しくていくらでも作れるってものだからです。
だから、価格と連動していないプランを作る設計者は無能と言えるでしょう。
多くの建築士は設計さえもできませんから要注意です。図面を元に建物を作る人が圧倒的に多いってことです。間取りを考える人は少数派。それを価格をふまえられる人は稀少な人です。
価格を気にしてプランをするということですが、そこには色々なことが絡んできます。耐震性能や断熱性能、色々な条件をふまえて考える。
同時にデザインも考える。
普通の人にはできません。かなり高度なことであるからです。でも、頭のいい人は自分で家の間取りを考えて図面化して来られる。
図面の多くは破たんしています。それを忠告します。
「すみません。これってこのままは建てられませんがどうされますか??」
「はい。私は素人なので参考までに考えたまでです。これでお願いするつもりはありません。」
「ほう。ではなぜこのような図面を??」
「だから、大体の間取りを考えたまでです。深い意味はないです。」
「だったら良かったです。これであれば耐震性は全くないし、確認申請も難しいから。どうにもなりませんが、新たに考えますがよろしいでしょうか??」
「すみません。余計な事をしまして。」
「はい。予算が無限大にあればこれでよいかもしれません。でも、限界があるでしょうから予算内のプランを考えましょうね。」
ってことになる。総合的なことを考えてプランは作られていきます。数日悩んでやっとできた!!なんてことはない。プランは閃きだからです。
敷地を見たときに「パン!!」って出てきます。それがプロです。すべてを一瞬でこなす。プロとはそういったものです。
風の通りとかを考える設計者は断熱性能が高い家に住んだことのない人が言っている戯言。知らないから言えることでしょう。
風を入れるとスギ花粉やPM2.5も家の中に入ってきます。それをふまえて間取りを考え、設備も考える。それで家はできる。それはかなり高度なレベルで進められることなんですね!!
間取りは設計者の奥深い考えの反映です。浅かったら浅いまでのことです。そっちは危険ですね(汗)
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