もみの木ハウスは住まう家族が健康的で幸せに暮らしていくために、家づくりのことを15年以上ブログでお届けしてきました。これまで発信してきた3,400件を超えるブログ記事の中から、家を建てる前に知っておくべきことを厳選して紹介しています。
「うちの家は耐震等級3が標準ですから安心です。」
なんて話はよく聞きます。でもそれが本当に安心なのか??
そもそも「耐震等級」って何??ってことになります。これは耐力壁の長さがどれだけのあるかで決まる。耐力壁とは地震の揺れや台風などの風の風圧に耐える壁のことです。
それは建築基準法で計算して決めるようになっています。
その計算上で建築基準法ギリギリの場合が「耐震等級1」になります。阪神淡路クラスの地震で家が倒壊しない強度だと言われている。
それの1.25倍の壁量を取ると「耐震等級2」となります。阪神淡路の地震の1.25倍で倒壊しないレベルです。
耐震等級1の1.5倍の壁量があると「耐震等級3」となる。阪神淡路の地震の1.5倍で倒壊しないレベルです。
つまり阪神淡路自身の1.5倍の地震がきても大丈夫ってことなんですね。でも、それは耐力壁の長さだけでの判断でしかありません。
問題なのは偏心率ってやつなんです。耐力壁のバランスを表すのが偏心率で基準法では0.3以内にしなさいとなっています。が、4号建物の家は建築士でチェックしなさいとなっている。
それを勝手に「家は偏心率のチェックはしなくていい。」って解釈しているわけです。それは間違いですね。
偏心率とは家の「重心」と耐力壁の中心である「剛心」とのずれになります。
「南側に大きな窓が欲しいわ!!」
ってな事で南面は大きな窓だらけ。東面も窓で埋め尽くされたとします。窓のある場所には耐力壁が作れません。それでも耐震等級3を希望された場合、北面や西面の窓の少ない壁に耐力壁を集中させることになる。
すると剛心は耐力壁が集まる方に引っ張られます。偏心率は大きくなる。すると阪神淡路クラスでも倒壊することでしょう。
なので耐震等級だけでの強さの判断は間違っていると言えます。本当の強さを知りたいのであれば「偏心率」を知ることですね。
まあ、知っている人も少ないとは思います。
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